最初は正直、「パソコンで絵本を読む」ことに対して、肯定的ではありませんでした。
絵本を手に取る。
紙をめくる。
知らない世界が広がる。
自分はそんな経験をずっと重ねてきたし、子ども達にもお母さん達にもそれを勧めてきたのですから。
でも今回、BEST BOOKSの信子先生とご縁があり、Scholastic社のLiteracy Pro Libraryのトライアルをお教室の子ども達と一緒にやってみることにしました。(Literacy Pro Libraryはこちらです)
そしたら、いいことがいっぱい見つかった!
とにかく1400冊。幅広いレベル、ジャンルの本がいつでも気楽に開けます。買ったり、借りに行ったりしなくていい。
語数、冊数の記録は、思いのほかやる気を起こします。 私は家計簿を始め、記録というものがまったく続きません。生徒さんにも、記録って一番大事なことではない、と言い続けてきました。でも、自動的に残るなら、ラッキー!目標を決めて、読みたくなります。
本を読んだら、音読の録音やブックレポートなどが先生に簡単に送れます。 私のところに届いた子ども達の録音から、真剣さが伝わります。可愛い! そして私はお返事を送ります。それを楽しみに待っていてくれる。またまたカワイイ! 子ども達と文通です。
オンラインでみんなと一緒に(アカウントを持っている人に限る)絵本を読めます。いくらでも本が紹介できるではないですか!
やっぱりScholasticの本の質の良さ、改めて感じます。
私はこの図書館を使って、やっぱり
「好きな本を、好きな分、好きなだけ」
子ども達が読んでくれたらいいと思っています。
こちらからは押し付けません。
教材として扱うこともあまりしないと思います。
ほっといたら、読まなくなる?
ーうん、そうですよね。
最初はパソコンやタブレット使いに興味を示してくる子もいるでしょう。(ダイレクトメールが頻繁に届く「チャレンジタブレット」、娘にはどれほど魅力的に映っていることか!)
でも、デバイスへの興味はすぐに消えてしまうと思っています。 目新しい媒体を使ったって、これは地味な(?笑)読書。
心から 「本、面白い!もっと読んでみたい!チャレンジしたい!」 そんな風に思ってくれるまで、私は伴走します。いや、走らないな、ゆっくり一緒に歩きましょう。
その子が好きそうな、ワクワクしてくれそうな、興味をもってくれそうな、そんな本を、それぞれの子にそっと教えてあげたい。子どもと本が上手く出逢えるように、最善を尽くします。
たくさんたくさん読んで、頭に、心に、英語という言葉を貯めていってくれますように。それが何よりの、英語の底力になるはずです。 英語を日本語に訳さず、英語のまま理解できる。そんな子にきっと育ちます。
さぁ、新しいことが始まる。
私も子ども達に追いつかれないよう、どんどん読まなきゃ!
★「図書館」ですが、契約を結んだ英語教育機関でしかご利用になれません。 ご興味のある方は、当教室までお問い合わせくださいね。
*おまけ 【Scholasticの思い出】
Scholasticと言えば、10年ほど前にScholastic Book Clubでお世話になりました。カタログから選んで、廉価で良質な絵本をたくさん買いました。生徒さんも楽しんで買って下さいました。
今の私の本棚も、半分以上はこのブッククラブで買ったもので埋まっています。
安い船便を利用したため、到着に何カ月もかかっていました。どこを彷徨い、旅をしてきたのか、ボロッボロになった状態の段ボール箱が届くのもしょっちゅうでした。中身が間違っていることも少なくなかったけど、まあ、こんなものかと私もだんだん思えてきて(笑)
アメリカのこどももこんなの読んでいるんだなぁと思うと、とっても楽しかったな、Book Clubのお買物。
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