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「貧困」について、高校生と英語で考える

2021年5月21日
読了時間: 3分

更新日:2021年5月22日


英語教室の生徒と「貧困」について語る日が来るなんて、少し前の私だったら、考えられなかった。


先月、ユキ先生は高校生用の教材として、ホームレス問題の記事を書いて下さいました。 最初は戸惑ったものの、こんな機会を下さったこと、本当にありがたいと思っています。


ホームレス問題―


コロナ禍で、炙り出された人達。

ネットカフェ難民。

DVで帰る場所のない女性や少女。

フードバンクの存在。

彼らの自立のため奔走する人々、

一般社団法人「Colabo」やNPO団体「ホームドア」。


日本で、世界中で、今日も

誰かが苦しんでいる「貧困」。


アカデミー作品賞、監督賞を受賞した映画”Nomadland”も、経済的理由から住居を失い、キャンパーのような暮らしをする、アメリカの高齢者を描いた作品、ということで紹介してくださいました。

(まだ観ていません。観に行かなきゃ。)


これらのことを、高校生になったばかりの生徒と一緒に、全部英語で読みました。

動画を観たり、資料を読んだりもしました。

"Just imagine…what if you lose all your possessions, your family and a place to live in,…"


生徒にそう問いながら、私自身も答えが出ませんでした。

いくらかの貯金、家族、住むところをすべて失ってしまったら、私はどうするだろう…


彼らがホームレスになったのは、怠けていたからじゃない。悪いことをしたわけじゃない。不運が重なったからなんだ。ーアメリカのジャーナリストがそう語り掛ける動画も観ました。


だから、ホームレス問題は他人事じゃないのです。

「ここままではいけない」と誰もが問題意識を持つことが初めの一歩なのだと、子どもと一緒に学びました。


レッスンの最後に

"Do you have any opinions about today’s theme?"

と問うたら、彼女はふいに日本語でこう答えました。


「…あの…私もずっと、思ってた…

例えば、廃棄される食べものって、必要としている人がいるんじゃないのって。

誰も何もしないの?って。

どうして?って。


そしたら、こんな事やってる大人がいるんだって、今日分かって…

安心した。

私、間違ってなかったんだって思ったし、

行動している人、すごいなって思ったし

私もこんな大人になりたいって思った…」


言葉が出ませんでした。


そういえば私も幼い頃、物乞いする人をデパートの前で見かけて、胸を痛めたことがあった。

その痛みを忘れて、何もしない大人になっていました。


彼女はきっと素敵な大人になるでしょう。

ホームレスの人が登場する英語の絵本は、なんどか子ども達とシェアしたことがあります。

★Great Joy (邦題「ゆきのまちかどに」)

★The Tooth 私の中で、とても大切な絵本です。


そして、こんな絵本に出逢いました。

(邦訳は「きょうはおかねがないひ」) 「今日はたべるものがないから、フードバンクに行かなくっちゃ。」

貧しいながらも、明日への夢を持って生きる、母娘の物語。「昔々のおとぎ話」ではありません。

いい本です!私、この本好きです!

でも…

どうやって子ども達に紹介しようか、すごーーーーーく今考えてます。 それぞれのご家庭の経済事情を汲みながら、読むことも必要かも…。 (画像はAmazonからお借りしました)

 
 
 

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