この2冊に出逢ったのは、2004年頃だったでしょうか。
◆「どうして英語が使えない?―「学校英語」につける薬 (ちくま学芸文庫)」
https://www.amazon.co.jp/dp/4480082468/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_5o-wCbFK903YP
◆「快読100万語!ペーパーバックへの道 (ちくま学芸文庫)」
https://www.amazon.co.jp/dp/4480087044/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_.q-wCb265ZWE8
受験を切り抜けなんとか学生時代をやり過ごし、英文法をちゃっかり身に着けた私は、自由に言葉の空を飛び回ることが出来なくて、ずっと苦しかった。
一方で、2歳になる息子をバイリンガルキッズというやつに育ててみたい。
開講したばかりの英語教室を、お遊びでない、本物の英語力をつけられる教室にしたい。
という焦りにも似た気持ちを抱えていました。
愛知で講演会があるというので、2歳だった息子、夫を連れて聴講に行きました。講演会はとっても楽しかったのですが、笑いの中でも、とにかく筋が通ってる!
小さい息子のことも歓迎してくれました。
・辞書は捨てる
・分からない単語は飛ばす
・つまらなくなったらその本はやめる。
酒井先生が提唱した「多読三原則」と言われるこれらのルールは、学校英語に毒され(?)懐疑的な大人たちには、守るのが難しかった。ところが、子どもにとっては当たり前のことばかり!子どもは、
・辞書は持たない
・言葉はわからないのが当たり前
・つまらなかったら聞かない
のですから。
言葉を一つ一つ覚え、文法で積み上げていく。
そんなやり方では、どこかで誰もが躓くのです。
酒井先生の大らかな笑顔を見ていて気付きました。
あー子どもは、ただ絵本を開くだけでいいんだー、
面白いねって笑っているだけでいいんだー、
って。
あれからもうすぐ15年。
その頃の生徒達は成人しています。
時折、いろんなセミナーなんかにも顔を出して迷ったり悩んだりしたけど、結局私はここに戻ってきました。
酒井先生は今、NPO多言語多読の理事長をされていて、
私の第二のホームグランド?の大府の図書館にも時折顔を出してくださいます。
みなさんも機会があればぜひ、酒井先生に会いに行ってくださいね。
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